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危うい北京五輪 かすむ「一つの世界」 チベット問題で団結遠く [北京オリンピック]

http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200805010031a.nwc

-----  引用  -----
 北京五輪開幕まで30日であと100日になった。中国は「一つの世界、一つの夢」をスローガンに準備を進めてきたが、3月のチベット自治区での暴動を機にわき起こった対中国人権批判に対し「西側の傲慢(ごうまん)」と強く反発。一方、欧米などでは中国のナショナリズムを前に「中国異質論」が台頭しており、「一つの世界」の理想は早くもかすみつつある。

 「政治宣伝で団結を壊しているのは中国だ」。4月10日、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長が北京の記者会見で「五輪は世界の団結を示すもの」で「政治宣伝」の場ではないと発言すると、イタリアの記者はこう反論した。

 欧米はチベット暴動を「宗教の自由」の弾圧など中国が抱える人権問題の表れと見なした。しかし中国人はチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が国際世論を取り込んで仕掛けてきた「チベット独立、祖国分裂活動」と受け止め、完全に擦れ違いとなった。 中国が政府の立場しかメディアで伝えず、チベットの民族政策を問題視する少数の人権派の声などは一切表に出さない報道統制は、欧米には異様に映る一方で、中国人の愛国感情の炎に油を注ぐ結果となった。国際聖火リレーへの妨害も欧米には中国に対する人権批判の表れと映ったが、中国人は「西側の価値観の押しつけ」「反中国行動」と屈辱を感じた。

 「西側が人権を持ち出すのは建前で、深層では中国の進歩や発展を認めたくないのだ」(北京大の孔寒冰教授)。「われわれは各国人民と『一つの世界、一つの夢』を共有したいのに西側が2つに分裂させている」(中国人民大研究者、王達三氏)といった欧米不信が急速に広がっている。

 国際聖火リレーは後半、各地で中国人が繰り広げる「赤い中国旗の海」により防衛され、現地と摩擦を起こした。

 報道統制は大会でさらに亀裂を広げかねない。チベット暴動直後、中国内では英BBC放送などのチベット批判に関する映像は遮断され、画面が真っ黒になった。ダライ・ラマ14世の発言もほとんど伝わらなかった。

 この人権をめぐる“断層”を抱えたまま大会に突入すれば、期間中も人権に関心の強い欧米の選手らがチベット問題などで中国批判を口にした場合、中国当局は発言を国内メディアで伝えない可能性がある。同じ五輪を見ながら国内の中国人と国外では「別々の五輪」を記憶に刻むことになりかねない。(北京 共同)

-----  引用  -----
「フジサンケイ ビジネスアイ」より引用です

このままではいつまでたっても
解決は図れないでしょう

中国共産党幹部の思惑
中国民衆の思惑

かなりすれ違いを起こしているようです

以前より中国は外交の面に関して
ぎりぎりのところで空気を読んで
危機を回避してきたこともあったのですが

今回ばかりはそうも行かない模様です

共産党を賞賛し続けてきた教育の結果
唯一絶対な存在にまで膨れてしまった民衆にとっての中国という国家と
現実的におかれている中国という国家の違いが
あまりにも乖離しすぎてしまい

大学教授ともなっている方々も
わけがわからなくなってしまったのでしょうか?

引用しますと
「西側が人権を持ち出すのは建前で、深層では中国の進歩や発展を認めたくないのだ」
「われわれは各国人民と『一つの世界、一つの夢』を共有したいのに西側が2つに分裂させている」

さすがに、そんな単純な方々が文革を生き抜いて
大学教授を務めているとは思えません

中国国内にいる場合
このような発言を行うことにより
自己の保身を図る、とう明確な目標が達成できるのでは無いかと予想できます

わかっていればいるほど
有識者は「世界が悪い」と言い

まったく理解していないものは
その言葉を鵜呑みにする

そんな世界ではないかと推測してしまいます





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